食品工場の製造部と品質保証部は何が違う?両方経験した私が比較

仕事内容

「食品工場の製造部と品質保証部って、何が違うの?」

同じ食品工場の仕事でも、製造部と品質保証部では仕事内容や求められる視点が異なります。

この記事では、食品工場の製造部と品質保証部の違いについて、両方を経験した私の実体験をもとに紹介します。

ちまき
ちまき

こんにちは!

食品メーカー勤務10年目の

ちまきです。

この記事は実体験をもとに執筆しています。

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食品工場の製造部と品質保証部の違いは「見る範囲」

製造部は実際に製品を製造する仕事、品質保証部はその製品の品質を保証する仕事です。

違いを簡単に表すと、製造部は担当する現場を詳しく把握する必要があり、品質保証部は工場全体の流れを把握する必要があります。

製造部では、担当する機械や製品について、現場の細かい部分まで把握する必要があります。

一方、品質保証部では、会社全体の流れや各部署のつながりを理解しながら仕事を進めます。

もちろん、会社や担当業務によって仕事内容は異なります。ここでは、私が実際に両方の部署で働いて感じた違いを紹介します。

製造部は、機械や製品を細かく把握する仕事

製造部では、自分が担当する工程について、現場の細かい部分まで理解しておく必要があります。

例えば、使用している機械の特徴や動かし方、製品ごとの扱い方、作業時の注意点などです。

同じ食品を製造していても、製品によって適した条件や注意するポイントは異なります。そのため、決められた作業を繰り返すだけではなく、製品の特性を理解しておくことが大切です。

また、機械の異常に早く気付くことも製造部の重要な役割です。いつもと違う音や動きがないかを確認し、問題が大きくなる前に対応します。

毎日同じ現場で働くことで、機械や製品の状態を判断する感覚も身についていきます。

製造部では、担当する工程を細かく把握しているからこそ、安定した製造につなげることができます。

品質保証部は、会社全体の流れや部署同士のつながりを見る仕事

品質保証部では、一つの工程だけでなく、会社全体の流れを把握する必要があります。

原料を受け入れる段階から、製造工程、衛生管理、完成した製品の確認まで、さまざまな業務が品質に関わっています。

また、品質保証部だけで品質を守ることはできません。製造部をはじめ、原料の管理や設備の管理など、複数の部署が関わっています。

そのため品質保証部では、

  • この問題はどの工程に関係しているのか
  • 次の工程にどのような影響があるのか
  • 各部署はどのようにつながっているのか

といったことを考えながら仕事をします。

品質保証部へ異動してから、私は「あの部署の仕事があるから、次の工程が成り立っている」と、部署同士のつながりを意識するようになりました。

製造部が担当する現場を詳しく見るのに対し、品質保証部は会社全体の流れを確認し、問題がないかを考える仕事だと感じています。

製造部と品質保証部の違いを比較

製造部
担当する現場を詳しく把握する会社全体の流れを把握する
機械の特徴や異常を理解する各部署や工程の繋がりを理解する
製品の特性や作業方法を理解する原料から完成品までの品質を確認する
安定して製品を作る安全で品質の良い製品を届ける仕組みを作る

製造部は現場の専門性を活かし、品質保証部は全体を確認する役割を担っています。両方の部署がそれぞれの視点で仕事をすることで、安全な食品を作ることができます。

製造部から品質保証部へ異動して感じたこと

製造部にいた頃は、担当する機械や製品について詳しく知ることを重視していました。

品質保証部へ異動してからは、担当工程の前後や、他の部署との関係まで考えるようになりました。

原料、製造工程、衛生管理、完成品はそれぞれ別の業務に見えますが、実際にはすべてつながっています。

品質保証部で工場全体を見るようになったことで、製造部の仕事が工場の一部分を支える専門的な仕事であることも、改めて実感しました。

製造部と品質保証部では見る範囲が違いますが、どちらも食品を安全に届けるために欠かせない仕事です。

共通して必要なのは、製品に対して誠実であること

製造部と品質保証部では、仕事内容も必要な知識も異なります。

しかし、両方の仕事に共通して必要なのは、自分たちが作っている製品に対して誠実であることです。

食品は、最終的にお客様の口に入ります。

だからこそ、「これくらいなら大丈夫」と自分の都合で判断せず、異常や違和感があれば正しく確認しなければなりません。

製造部では、機械や製品の状態を正しく把握し、決められた品質の製品を作ること。

品質保証部では、必要な検査や確認を行い、問題を見逃さないこと。

役割は違っても、製品に責任を持つ姿勢は共通しています。

「自分が作った食品を、大切な人にも安心して食べてもらえるか」と考えながら仕事をすることが、食品工場で働くうえで大切なのだと思います。

まとめ|製造部と品質保証部は役割が違う

食品工場の製造部と品質保証部は、どちらも食品の安全と品質を守るために必要な部署です。

製造部では、担当する機械や製品の特性など、現場の細かい部分まで把握する必要があります。

品質保証部では、原料から完成品までの流れや、各部署のつながりを理解し、会社全体の視点で品質を確認します。

私は製造部と品質保証部の両方を経験したことで、現場を詳しく知ることと、全体の流れを把握することの両方が重要だと感じました。

そして、部署が違っても共通して必要なのは、自分たちが作っている製品に対して誠実であることです。

製造部でも品質保証部でも、製品に責任を持って向き合う姿勢が、安全で品質の良い食品につながるのだと思います。